日本バリアフリー観光推進機構が提唱するバリアフリー観光は、当初より観光地の健全な集客増のために考案されたもので、バリアフリー観光発祥の地である伊勢志摩では、実際に観光客数の増加とともに、宿泊施設のバリアフリー対応による再生例も顕著です。
増客の理由は、超高齢化社会となった現在の日本では、身体の不自由なお客様を含むマーケットが人口の半分を超えているのに対して、ほとんどの観光地では歩行困難者のお客様を避けているという現状があるからです。
観光地が歩行困難者のお客様を避けてきたのは社会的な偏見もあることながら、過去にあったトラブルのせいでした。日本バリアフリー観光推進機構が大切にしている『パーソナルバリアフリー基準』と相談センターの仕組みは、社会的偏見をスムーズに消して、トラブルが起こらないバリアフリー観光を実現しています。
バリアフリー観光(ユニバーサルツーリズム)に対応した観光地づくりと集客増には、『パーソナルバリアフリー基準』と『相談センター』の設置が必須なのです。