『パーソナルバリアフリー基準』とは

パーソナルバリアフリー基準とは、身体に障がいのある方や、高齢によって身体が不自由な方をはじめとする、さまざまなみなさんに旅行を楽しんでいただけるように開発した基準です。

パーソナルバリアフリー基準の基本は、

(1)障がい者視点の調査により、観光施設などのバリアを明らかにする。

(2)常設の相談センターにおいて、利用者からの相談を受ける。

つまり、バリアを明らかにする調査と、相談システムによって、あらゆる人々の旅を実現しようとするもので、旅のユニバーサルデザイン化は、パーソナルバリアフリー基準によって達成されました。

旅行者それぞれが基準だから、誰もが満足

パーソナルバリアフリー基準は、旅行に身体的な不自由のある、さまざまな誰もに、不安なく満足度の高い旅行の提供を実現する初めてのシステムです。

ひとことで「障害」といっても、その種類や程度はさまざま。さらに旅行においては目的や予算、同行者の形態などによっても求めるものが違います。

バリアフリーを画一的な〇×で表すのではなく、旅行者それぞれの状況に合わせた情報提供や旅行アドバイスこそが重要であると気づき、その考えに基づいた相談システムを『パーソナルバリアフリー基準』と名付けました。

パーソナルバリアフリー基準では、お客さま一人ひとりを基準としたバリアフリーな旅行を提供するために、宿泊施設、観光施設、交通機関、飲食店、公共トイレなどのバリアを細かく調べ上げてデータ化しています。

気軽に相談できるから、旅がもっと楽しくなる

パーソナルバリアフリー基準を導入している観光地には、旅行者からの相談を受け、データ化された情報を旅行者に合わせてアレンジし、宿泊施設選定のお手伝いや観光のご提案を行うことができる「相談センター」があります。

旅行のご計画を立てる時点から、お気軽にご相談ください。

地元の障がい者が調査しているから安心

パーソナルバリアフリー基準による調査は、地元の障がい者や、障がいを持つ方の旅行について深く理解しているスタッフが行っており、センターで相談を受けるのも調査を行ったメンバーです。

メンバーは実際に現地に出向いてバリアフリー調査を行い、施設の状況を把握すると共に、障がいを持つ人の不安や要求もよく理解しているので、安心してご相談いただけます。


パーソナルバリアフリー基準は、 伊勢志摩バリアフリーツアーセンターが開発し、日本バリアフリー観光推進機構が全国統一の基準に育てたシステムです。

パーソナルバリアフリー基準による旅行相談